平和を願い続ける「平泉」

平和を願い続ける「平泉」

2022年7月18日

 奥州藤原氏初代清衡の願文(がんもん)🙏とユネスコ憲章🏅が重なっている。

 奥州藤原氏初代の清衡は、中尊寺建立の「中尊寺供養願文」において、次のように願い🙏を込めています。

「古くから奥州ではたくさんの人が戦火で命を失われてきた。鳥獣や魚もまた同じである。中尊寺の鐘を鳴らし、罪なく命を奪われた御霊を慰め、極楽浄土に導きたい」(かなり意訳してます😅)と述べ、中尊寺一帯に大伽藍を建立しました。

そしてユネスコ憲章🏅には「戦争は人の心の中で生まれるもの。だから人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という理念があります。

 2つの平和を希求する精神が重なり、資産名「平泉 〜仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群〜」という、世界文化遺産への登録に繋がりました。

 奥州藤原氏の栄華と文化に触れたいと思い訪れましたが、彼らによる仏国土(浄土)の遺産は、過去に作り上げられたものという範囲を越え、平和の希求という理想世界の実現を目標に、今も積み上げられているのだと感じました。

 ちょっと🤏奥が深くて、どっから手をつけて良いのか??とりあえず平泉の世界文化遺産(「中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山」の5箇所)。