「ゆるり鎌倉歴史さんぽ」②源頼朝の鎌倉入りとその周辺

「ゆるり鎌倉歴史さんぽ」②源頼朝の鎌倉入りとその周辺

2023年9月12日

治承四年(一一八〇)十月。源頼朝は南関東の武士達を率いて鎌倉に入りました。その当時の鎌倉は寒村にすぎず、源頼朝ははじめに鶴岡八幡宮の遷宮と大倉という場所に自邸を造営することから始めました。こうして次第に中世都市鎌倉ができあがっていきます。しかし大倉周辺には、源頼朝以前に建立の歴史を持つ2つの有名な寺社があります。鎌倉最古の寺といわれる杉本寺と、菅原道真を祭神として祀る荏柄天神社です。

坂東三十三箇所巡りの一番札所という巡礼の雰囲気が残る杉本寺と、学問の神様という存在を荏柄天神社で感じながら、源頼朝の邸宅のあった大倉周辺をめぐります。