佐竹寺

佐竹寺

佐竹寺は佐竹氏代々の祈願所。

寛和元(985)年に花山天皇の勅願を受けて元密上人が創建したといわれています。かつては鶴ヶ池(現在地より西北西)の北に位置する観音山にあったため観音寺と称しました。

戦国時代に兵火によって焼失。すぐさま現在地に再建されたようです。

茜色の山門が、どことなく佐竹風を感じさせます。中央には佐竹氏の家紋「月印五本骨軍扇」。

なんといっても見所は茅葺き寄棟造りの本堂。「正面中央の唐破風や火頭窓、柱、組物など、あらゆる箇所に桃山時代建築物の先駆といえる遺構が残されています(案内板)」

本尊は十一面観音像。坂東三十三観音二十二番霊所。