平資盛の漉き返し消息経(しょうそくぎょう)📝 にまつわるエピソード^ ^
今日からレキシノワvol.17『壇ノ浦の宝剣』制作のため北条▶️源平に^ ^これからしばらく集中🎯
🔴平家一門に平資盛という公達がいた。彼は壇ノ浦の戦いの際、入水してなくなる。都には彼を愛する建礼門院右京大夫。
資盛は亡くなる前に「後の世をばかならず思ひやれ」と、死後の供養を右京大夫に願う思いを伝えていた。
そして壇ノ浦で平家が滅亡したこと。資盛が亡くなったことを知り右京大夫は悲しみに暮れる。
彼女は資盛からの手紙をたくさん残しており、それらを供養のために漉き返して、成仏を願いお経を書く決心をした。ここに当時の人が、故人からの自筆書状に息吹を感じる姿と、仏としてお経にする故人を想う心があった。こうして出来たお経(消息経)を読みあげるシーンを想うだけでグッとくる。そして消息経とともに過ごす日々。
●以下、建礼門院右京大夫集より所々抜粋
「反古選りいだして、料紙にすかせて、経書き、またさながら打たせて、文字の見ゆるもかはゆければ、うらに物をかくして、手づから地蔵六体墨描きに描きまいらせなど、さまざま心ざしばかり弔ふも、人目つつましければ、うとき人には知らせず、心ひとつにいとなむかなしさも、なほたへがたし」
「すくふなる 誓ひたのみて 写しおくを かならず六の 道しるべせよ」
「なかなか見じと思へど、さすがに見ゆる筆の跡、言の葉ども、かからでだに、昔のあとは涙のかかるならひなるを、目もくれ心も消えつつ、いはむかたなし。そのをり、とありし、かかりし、我がいひしことのあひしらひ、なにかと見ゆるが、かき返すやうにおぼゆれば、ひとつも残さず、みなさやうにしたたむるに、見るも甲斐なしとかや、源氏の物語にあること思ひ出でらるるも、なにの心ありてとつれなくおぼゆ」
ゆ⭐️博物館などの展示で、紺色に金泥で経が書かれた文化財や漉き返されたお経を見た際は、料紙にも注目して、当時の人の想いに心を馳せてみよう^ ^
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